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JZX90 MARKⅡ スピードメーター異常。

2016年08月31日 | カテゴリー:嶋ちゃんの部屋(仮)

スピードメーターに関する保安基準規定があります。ご存知ですか?

検査ラインのスピードメーターで、対象の自動車のメーターが40km/hを指しているときに
実際は何km/hのスピードが出ているのか計測します。
誤差が大きければ当然保安基準不適合となり車検に通りません。
普段使いでも40km/h制限の道路をメーター読みで40km/hだからといって
60km/hや70km/hで走行していては問題です。

基準としては車両のメーターが40km/hのときに

-平成19年1月1日以降製造の自動車-
実際の速度 : 30.9km/h ~ 42.55km/h
-平成18年12月31日以前製造の自動車-
実際の速度 : 30.9km/h ~ 44.4km/h

ということです。
40km/hより上側の基準の方が厳しいですね。当たり前ですが…

さて本題です。

お客様によると”走り出すとすぐに50km/hぐらいを指して針が止まる”
ということです。

早速試乗してみると…

徐行   →30km/h
30km/h→60km/h

明らかにハッピーメーターです。
*ハッピーメーターとは、実際に出ている速度や回転数より高い値を表示して
乗り手の気分を高揚させる機能

…すみません冗談です。

ここから診断していくわけですが、
1・車速を検知するセンサーが故障しているのか
2・表示するメーターが故障しているのか
3・車速を管理しているコントロールユニットが故障しているのか
の大体3択から絞込みを行います。

試乗た時にトリップメーターの最小の位=100mは正確に測定できているので
表示系の故障が一番怪しいとアタリはつけていましたが、しっかり確認していきます。

メーター本体にスピードメーターケーブルは見当たらないので、
車速信号を発しているコントロールユニットがあるはずです。

スキャンツールを車に取り付け”車両として認識している現在の速度”
と”検査ラインのスピードメーター”の値を比較します。

コントロールユニット車速ステータス40km/hのときに実測39km/h。
非常に優秀です。
これで1番と3番は原因としてより可能性が低くなりました。

ということでメーターを観察していきます!

DSC_0173

ダッシュボードのメーターカバーを外してコネクターを4箇所外すとメーターパネル単品に。
そのあと表のカバーをパカッっとするとこの状態になります。

DSC_0176

続きまして裏側です。
固定するネジを介してメーターの指針を作動させるようです。4つあるのは電源のプラス側、グランド側、スピードメーター用信号、オドメーター用信号なんですかね?
右端はネジ3本ですが燃料のメーター部分です。こちらも電源+-と残量の信号で3本のようです…
基盤を見てこれは何でどんな仕事をする…なんてことを考えるのは結構好きです!
よく変な人扱いされますが仕方ありませんね(笑)

DSC_0175

スピードメーター単品が出てきました。
はい。

基盤がやられております!
コンデンサーが破裂して液漏れしてみたり埃や湿気や熱でどうにかなってしまったんでしょうか…

結論がでてところで次は交換をしなくてはいけません。
が、新品は3万円程…しかも距離が0kmに戻ってしまいます。
高いし何とかならないかなぁ…

そこで今回は中古品の利用を考えて、お世話になっている部品商様へ問い合わせ。
出来れば走行距離の近い物で…
しかしツアラーV用は無くツアラーS用しか無いとのこと…
メーター丸ごと付け替えるとエンジンの仕様違いで最高回転数が違ったりトラクションコントロールの
警告灯が非装備だったりうまくいきません。

 

ですが丸ごと買ってきて中身のスピードメーターのみ交換したらいいじゃない?
そして丸ごとの中古メーターのお値段が7000円程! 新品の1/4のコストで済んでしまいます!

調べていただいたところスピードメーター単品に関してはツアラーV/S共通でした!いけますぜ!

後日メーターの中身を入れ替えてテストしたところ、
正しく表示してくれました。

 

今回はトラブルの内容も興味深いものでしたが、修理費用がかなり圧縮出来たのでかなり満足しています。

嶋崎。

 

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