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車検点検修理の依頼を受けながら考えること『ホンダ CBR400F』

2020年03月27日 | カテゴリー:竜輔のつぶやき

ホンダ CBR400F を中古新規車検で作業させてもらいました。

ご自身たちでレストアされたそうで、好きでないとなかなか出来ないことです。

それだけ愛せるバイクと出会えていることは素晴らしいし、この子も幸せだなと思いました。

 

 

さて、今回は車検点検修理の時に考えてることについて書いてみようかと思います。

普段使ってる動いてたバイクを車検するのであればあまり考えることはないのですが、

最近ちょこちょこ増えてきたご依頼の内容で

「自分でエンジンや車体をレストア(修理)したので心配だから、車検も含めてみてください」

ということを言われることがあります。

これ、なかなか難しいご依頼の内容だったりします。



実施された作業にもよるのですが、車検や定期点検でチェックする内容というのは、基本的にはあくまで現在の状態を確認して不具合が起こっていないかを確認するというものです。

点検の内容によっては、例えばブレーキを確認するのにタイヤやブレーキの部品を外したりすることはありますが、基本的には外観からのチェックがほとんどです。

ということは仮にエンジンをご自身でオーバーホールされていたとして、それを点検しようとすると、

「どこまで疑いますか?」

ということになります。

仮に1から10まで疑うとすると、ネジがちゃんと締まっているのか、部品の配置や組付に問題はないかという疑念が生まれます。

とすると、もう一度すべての部品をバラバラにチェックするとなると、もう一度オーバーホールみたいになるので金額もかかってしまい、最初から自分達でやる意味がなくなってしまいます。

「じゃあ外観からチェックできるとこで、ダメなとこがあったら教えて下さい」

次は高確率でこう言われます。

すると先程も言ったように点検出きるのは現在の不具合のみになります。

点検をすることで例えば消耗品などは現在の部品の状態からこの先に起こりそうな不具合を案内することは可能です。

ですが仮に組付けが不味くてしばらく走ってると起こるトラブルなどは予測することが出来ません。

なので正確に言うと、

「点検の結果、今のところは問題は起きていません。極端な話ですが原因によっては、明日どうなるかは保証できません。」

という診断になってしまいます。

じゃあ何のために車検や点検があるかというと、私は定期的に状態を確認して故障予知の判断をしやすくするためにあるのだと考えています。

なんでもそうですが情報を積み上げることで、より正確に予測が出来るようになります。

車やバイクも同じで、定期的なデータがあって初めて、より高いレベルで不具合が起こる前に予測をする事が出来るようになります。

そのための情報は車両の今の状態だけでは私は不十分だと思います。

乗り方、使い方、走る距離、行く場所、乗る人、使う人、使用年数などのソフト的な情報も集まって初めて見立ててご案内が出来ると思います。

それがなくて、現状のチェックだけになっては明日のことに責任なんて持てません。

プロの仕事は、自分がやったことに責任を持つことだと思います。

こういった依頼を上手にこなすことは簡単です。

「分かりました。チェックさせて頂きますね。」

「今現在問題はありませんでした。大丈夫ですよ。」

「そこまでは点検の範囲外ですので、ご自身のミスが原因ですね。」

「こちらで分かれば良かったのですが、残念です。では改めてご修理でお力にならせてください。」

これだけで言って作業として受けることは出来ます。

面倒なことを考えずに決まった点検だけして、問題があっても仕方ないとバッサリすることも出来ます。

それでそれなりの金額を貰ってクレームが出ないように上手に喋って、どんどん新しい仕事をしたほうが効率よく稼げるんだろうなとは思います。

けどなんだかフェアじゃない気がするんですね、私は。

だからお客さんにとって面倒なことですけどじっくり対面で、そういった点検や修理の受入れの時はそこまで説明します。

この人にお願いしたいなと思って貰えないなら、無理に頼まなくて良いと思います。

それで納得してくれないと、お互いにスレ違ってしまって後悔してしまいますから。

本当に誠実な対応って何だろう?と考えてます。

竜輔

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