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ブレーキの音について

2020年01月10日 | カテゴリー:竜輔整備記録

お客さんから修理の依頼でよくあるのに『音』の問題があります。

エンジンからの音、ブレーキからの音、室内からの音、タイヤからの音など様々。

今回はその中でもブレーキの音について掘り下げてみます。

ブレーキからの音、まず大きく分けて2種類あります。

①ブレーキを踏んだときに音が出るパターン

②ブレーキを踏まなくても音が出るパターン

まずは①の場合の説明をしながら、ブレーキの構造と音の仕組みをみてみましょう。

まず大前提として、一般的な車にはブレーキが4ヶ所ついてます。

タイヤ1個につき1個ってことですね。

なので音の発生する場所もブレーキからの音といっても厳密には4ヶ所のどれかということになります。

じゃあどうしてブレーキで音がでるのでしょうか?

2枚の写真がタイヤを外してブレーキが見えるようにした画像です。

これだけだと分かりにくいので図解します。

汚いフリーハンドですが許してくださいね。

つまり動くモノを挟むなりなんなりして、モのを押し当てることによって止めてます。

ということは、どうしてもモノとモノが当たる(摩擦)することになるので、大なり小なり音はどうしたって発生してしまいます。

じゃあなんで今度は不快に感じる音とそうでないときがあるのでしょうか?

よくある例えですが黒板を引っ掻いたときのあの「キーィー」って音を出してる状況を思い起こしてください。

黒板も黒板消しでゴシゴシしたり、手のひらで撫でる分には嫌な音は出ませんよね。

それがどうでしょう。爪でこすったりするとたちまち嫌な音がでます。

細かい説明は割愛しますが、ブレーキの音が気になる状況っていうのはコレに近いです。

いろんな原因がありますが、

ブレーキが本来の状態より音が発生しやすいモノとモノとの当たりかたになってしまっている

のが原因であることがほとんどです。

ブレーキの挟む部分の比較画像です。

上は見た目にザラザラ、下はツルっとしてますね。

どっちが音がしそうか分かりますか?

上の写真のブレーキはザラザラで、まさに爪をたてたような状況だったので音が出ていました。

これは見た目に非常に分かりやすい例です。

実際は下の写真のような見た目でも音が出ることはありますし、出ない場合もあります。ちょっとした、目に見えないくらいの凹凸の変化で音になったりします。

また最初の説明したようにブレーキを踏んだから音が出る症状だけでもありません。

踏んでいないときでも微妙にブレーキが当たっていてそれで音が出ることもあります。特にメンテナンス不足の車両や10年超えてきた車歴の長い車にはそんな問題もあったりします。

実際の修理の場合、ブレーキの音の修理といってもどの部品が原因かはなかなか掴みにくいのが現状です。

そりゃブレーキシステムを丸ごと修理&新品に交換してしまえば大抵の場合は直ります。

だけど、そのためのコストは一般的な軽自動車だったとしても10万円は超えてしまいます。

なので時間はかかりますが私はブレーキ音の場合は少しずつの修理にしています。

車検のタイミングで分解するからとか、磨耗してきたから交換とかです。

どうしてもと言われる場合は別ですが、音だけであれば安全上に問題がない場合がほとんどです。

そら不安をあおって高額な部品交換をしたほうが売上も上がるし、面倒もないんですがそれは嫌なんです。

時間はかかりますがお客さんと情報の共有をしながら、出来るだけローコストで音の問題は解決したいと思ってます。

何故なら音って人によって聞こえ方なんて千差万別。よくこの音だろって思って修理したら違ったなんてことが整備始めたころにはよくありました。

だからロードテストも含め、なるべく感覚を共有しないと『音』の修理はダメだと思ってるんです。

なぜか私が乗ると音がしないヘソ曲がり車もあったりしますが、そこもお願いしながらやるしかないかなと(笑)

あー、本当にこんな修理のときは機械と会話できればと思う今日この頃です。

竜輔

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